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プロの独り言

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                このページは少なからず愚痴めいた文面もありますが、
             ユーザーさんのショップを選ぶ際の参考になる様な事も記載はしていきます。
             あくまでも独り言ですが、ご興味ある方は、覗いて見て下さい。


2016.3.26  春先の花粉の染みや雨染みなど


既に花粉も飛び交い花粉症の方などは嫌な季節がやって来ますが (・.・;)
自動車の塗装面にも花粉の被害が出るこれからの季節

先日専門店さんのフェイスブックを拝見し、未だにイオンデポジットとウォータースポットを
一緒に捉えてるプロショップさんがあるんだなぁと (・.・;)

下記からは当社(店主の私)の考え方ですので間違えもあるかも知れませんが参考程度に拝見下さいね (^^)

花粉染みの画像が見つからなかったので後日でもご紹介はしますが最初の画像は
イオンデポジット(石化輪染み)で2枚目はウォータースポットの画像で
転用画像では無く実際に当社に入庫された車両の当社HPでも記載説明している物です。

このイオンデポジット(石化輪染み)は水道水の鉄分やカルシウムなど水分が蒸発、乾燥し
ガラス面にも付着をする付着物で言わば人災的な物です。
ですので現在主流のガラス?ガラス系?コーティングでもおきてしまう症状です。

私達プロショップは極力塗装面へのダメージを与えない様、除去剤(酸性系など色々)を使用し
基本には塗装面の研磨は行いません。


2目の画像はウォータースポット(陥没)で

現在は酸性雨だったりで水分が蒸発する寸前の数秒などは酸の濃度も高く、
更に浮遊からの酸化物も乾燥時に酸の攻撃をし水分輪郭が破壊され陥没して行く状態で
付着物では無く塗装面が破壊された跡です。

こちらは除去?では無くポリッシュ(磨き)など塗装面を整え見た目を修復します。

この様に見た目に似た様に見えても状況、状態は違っていて、全てをポリッシュなど同じ行為や同じ認識のショップさんでは・・・

これからの時期の花粉染みですが大きな跡もありますがどちらかと言うと小豆大の同じ様な大きさの跡が多く
花粉のタンパク質が塗装面に焼き付き反応した跡で輪郭上にタンパク質が焼き付き一時的に浸透

こちらは一般の方など早めの洗車やシャンプーなどの洗浄類の助けを借りれば比較的取れてはくれますが 時間の経過で取れずらくもなるので
もしくはポットのお湯(80℃)など高温のお湯を塗装面にかければ花粉は熱によって消滅していきます。
直接かけると流れた無くなったりしますのでタオルなどを塗装面へ蒸しタオルの様にした状態を作ってあげるのも有効です。 但しプラスティック素材やゴム素材などは高温ですので気を付けて

プロショップなどではお湯も多用はしますがヒートガン(400°~500°の温風を出す物)や
遠赤乾燥機など熱を与えて焼いて花粉染みを消滅させます。

この花粉をポリッシュして除去するショップがありますが私からすると、あまり付着物の見極めが出来ていない方で
コンパウンドなど磨きをかけると一度花粉を閉じ込め簡単に除去出来る物も逆に厄介にしているショップもありますね (・.・;)

この様に塗装面に対しての付着物の除去、一つを取ってもプロショップと言えども色々な捉え方や知識、経験、技術など
様々である同時に上記の様な状況を、同じ作業で対処ですと少し疑問に思いますのでショップ選びの参考の一つにして下さい。

何かご自身の車の塗装面で気になる事がありましたらお気軽に当社へお問合せ下さい。

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